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2016/02/13

病後の体力低下 専門家に相談し動作見直しを

高齢になると、風邪や脱水などで体調をくずして寝込むことがあります。若い人より筋力が衰えるのが早いため、たとえ回復までの期間が短くても、以前できていたことができなくなったり、介助が増えたりします。 そんな時には専門家の知恵を借りて、動作を見直してみるのも一つの方法です。 先日お会いした男性(77)は、1週間ほど寝込んだ結果、1人で入れていたお風呂に妻の介助が必要になりました。体力が落ち、バランス力が低下したのが理由のようです。男性からは「なんとか自力で入浴できるようにならないか」と相談を受けました。 男性の自宅の浴室には手すりが設置してあるので、これを利用してはどうか、と提案しました。寝込む前は手すりを使わなかったそうなので、あらためて手すりの上手な使い方をお教えすると、男性は1人で楽に入浴できるようになりました。 この男性のように、短期間の体調不良がきっかけで、生活が変わることはあります。しかし工夫次第で、できなくなったことを再びできるようになることもあります。まずは担当のケアマネジャーや、お近くの包括支援センターにご相談ください。 (但馬長寿の郷 理学療法士) (神戸新聞 平成28年2月13日版転載)