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2016/02/22

認知症患者 「サポーター」と地域で支えよう

 今後、認知症の人は増えることが予測されます。患者のケアには、家族だけでなく地域全体の力が必要ですが、心強いのが「認知症サポーター」の存在です。
 認知症サポーターは疾患を正しく理解し、患者やその家族を温かく見守る”応援者”です。養成講座を受講すれば、誰でもなることができ、「オレンジリング」というブレスレットがもらえます。オレンジリングは認知症サポーターの目印で、患者や家族を支援するという意思表示になります。
 先日、40代女性から、認知症の父親と外出した時の話を聞きました。
 女性が父親とトイレに行くと、男女共用の個室がありません。男性用に入るわけにいかず困っていたところ、オレンジリングを着けた男性が通り掛かりました。この男性がトイレの誘導を快く引き受けてくれたため、父親は無事にトイレを済ますことができました。
 但馬には、1万6010人の認知症サポーターがいらっしゃいます(2015年9月末現在)。認知症サポーターになりたい方や興味のある方は、各市町の地域包括支援センターにお問い合わせください。

(但馬長寿の郷 作業療法士)
(神戸新聞 平成28年1月16日版転載)