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2015/12/24

転倒に備え 衝撃緩和へ保護帽の使用を

 「転倒」と聞くと手足の骨折ばかり心配していませんか。転倒時、頭部に加わる衝撃は時として重大な後遺症や介護が必要な状態を招く恐れがあるため、こちらにも注意が必要です。
 そこで今回ご紹介するのが、「保護帽」という福祉用具です。この帽子の中には衝撃吸収材が入っており、頭部への衝撃を緩和してくれます。
 先日お会いした30代女性は、足に先天性のまひがあり、歩くときは両手につえが欠かせません。両手がふさがっているため、転倒して顔や頭を直接地面にぶつけたこともありました。保護帽のことは知っており、過去に勧められたものの、「デザインが外出には向かない」と断ったそうです。
 そこで、ぱっと見ただけでは保護帽とわからないおしゃれなものを紹介すると、「これなら洋服と合うので使ってみたい」とのことでした。
 皆さんも転倒時の頭部への衝撃について注意を向けてみませんか。最近はおしゃれな保護帽も多数出ています。ケアマネジャーやお近くの福祉用具販売店、但馬長寿の郷すこやかセンターなどにご相談ください。

(但馬長寿の郷 理学療法士)
(神戸新聞 平成27年11月28日版転載)