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2020/05/27

デイケア 専門職と一緒に運動を

 介護保険制度で利用できる通所サービスの一つに「デイケア」があります。デイケアは「通所リハビリテーション」といい、事業所には医師や看護師に加え、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった専門職が常駐しています。

 このため、通所リハビリテーションでは、医療的な処置や配慮が必要な利用者に対し、目的や身体機能に合った運動や支援を、医師の指示の下で安全に提供できます。

 退院直後で引き続きリハビリテーションが必要な人、膝や腰などの関節痛のある人、心臓や肺の機能低下がある人は、運動の量や内容に留意する必要があります。そこで、通所リハビリテーション事業所で専門職と一緒に運動に取り組まれることをおすすめします。

 これに加え、胃ろうや痰の吸引など医療的処置を必要とする介護度が高い方も、安楽な姿勢をとるための支援や、関節が硬くならないようにするための支援を専門職から受けることができます。

 サービス利用をお考えの人は、担当のケアマネジャーに相談してみましょう。

(但馬長寿の郷 理学療法士)

(神戸新聞 令和2年5月16日転載)