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2021/03/08

小規模多機能型居宅介護 ケアの連続性などに利点

 介護保険で利用できるサービスの一つに小規模多機能型居宅介護があります。このサービスは、通い(デイサービス)を中心に、介助の必要性や希望に応じて、訪問(訪問介護)と泊まり(ショートステイ)のサービスを同一事業所が提供することで、要介護度が中重度になっても在宅での生活が継続できるように支援するものです。

 最大の長所は、同じスタッフが利用者と関わるため、ケアの連続性やなじみの関係を保つことができる点です。例えば認知症の人の場合、複数の事業所の利用で環境の変化に対応できず、不安や混乱を招く場合もあるので、お勧めのサービスです。

 短所もあります。住んでいる市や町に事業所がないと使えません。また、小規模多機能型居宅介護を行う事業所に所属するケアマネジャーへの変更が必要です。さらに、これまで利用していた通所や訪問介護、短期入所のサービスから、小規模多機能型居宅介護が提供するサービスに変更する必要があります。

 サービスの利用を検討される人は、担当のケアマネジャーに相談してください。

 (但馬長寿の郷 理学療法士)

 (神戸新聞 令和3年2月6日転載)