神戸新聞一覧

2022/02/17

おむつの着け方 尿量・体形に合ったものを

 但馬長寿の郷では、新型コロナウイルス感染症の流行が在宅介護に与えた影響を把握するため、ケアマネジャーに聞き取り調査を行いました。

 その中で、デイサービスなどの利用を一時的にやめ、在宅で過ごす時間が長くなったことで、排せつ介助の回数が増え、さらにおむつから漏れた尿の後始末が大変だったという話を聞きました。そこで、改めておむつの着け方を確認します。

 おむつの内側には、尿漏れを防ぐために加工された「ギャザー」が付いています。このギャザーをしっかり立てることが大切で、テープで留めるタイプでは、両端を持ち、数回引っ張るようにします。パンツタイプでは、背中側と腹側に手を入れ、数回伸ばすとギャザーが立ちます。尿取りパッドを併せて使う場合には、両側のギャザーの間からはみ出ないように注意してください。

 漏れを防ぐためには、使う人の体形や尿の量に合ったものを選ぶことも大切です。

 すこやかセンターでは、さまざまな種類のおむつを展示しています。職員が説明しますので、お気軽にご相談ください。

 (但馬長寿の郷 理学療法士)(令和3年10月3日 神戸新聞転載)