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2018/01/11

福祉用具の見学 長寿の郷の展示場活用を

 但馬長寿の郷(養父市八鹿町国木)にある「すこやかセンター」をご存じですか。県内では最大規模の、福祉用具の展示場です。食事や入浴で使うものをはじめ、車いす、ポータブルトイレ、介護ベッドなど、さまざまな用具を約700点展示しています。

 その多くは、実際に手を取って使い勝手を確かめることができます。平日には、リハビリテーションの専門職が相談に応じ、体の状態に合わせて適切な福祉用具を紹介しています。

 先日、80代の男性がセンターに来られました。膝の痛みが強く、つえを使っても歩くのがつらいとのことでした。専門職が実際に体の状態を確かめ、まず、膝への負担をより軽くする歩行器が必要と判断しました。

 さらに話を聞いていくと、男性の家が、急な坂道を上り下りしなければならない場所にあることも分かりました。そこで、下り坂で自動ブレーキがかかる歩行器を紹介しました。つえからこの歩行器に切り替えたことで、男性は膝の痛みが和らぎ、機嫌よく外出できるようになりました。

 皆さんも、ぜひお気軽にセンターを見学し、専門職に相談してみてください。自分にあった用具が、きっと見つかるはずです。

 

(但馬長寿の郷 理学療法士)

(神戸新聞 平成29年11月18日版転載)