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2018/10/19

ポータブルトイレ 機能面で工夫さまざま

 先日、80代の女性が、県立但馬長寿の郷にある福祉用具展示場「すこやかセンター」に相談にいらっしゃいました。

 相談内容は、夜間にポータブルトイレで排尿する時の音が、隣で寝ている夫に聞こえているのではないかとの悩みでした。そこで、排尿音が緩和されるよう工夫されたポータブルトイレを紹介しました。展示場で実際に見てもらい、カタログもお渡しすると、安心した様子で帰られました。

 ポータブルトイレの材質には、軽量で手入れが簡単なプラスチック製、家具のように室内に置いても違和感のない木製などがあります。機能面でも、使いやすいようさまざまな工夫がなされています。

 例を挙げると、伝い漏れをなくすため、座った時に股が開きやすくなっている▽肘置きが本体に収納でき、車いすやベッドからの乗り移りがしやすい▽男性が立って排尿する時、周りを汚さないよう便器に近づきやすい▽バケツを取り出す際、握り手が汚れないように工夫されている―などです。

 ポータブルトイレと一口に言っても、多種多様です。担当のケアマネジャーと相談し、自分に合ったものを選びましょう。

 

(但馬長寿の郷 理学療法士)

(神戸新聞 平成30年8月18日版転載)